【企業向けセミナーレポート】災害時を想定した体験型防災セミナー

 

こんにちは!
大阪府大阪市を中心にオフィス環境づくりを支援している大阪オフィス内装工事.comです。

私たち、大阪オフィス内容工事.comを運営する株式会社黒田生々堂では、定期的に企業向けに防災セミナーを行っています。この記事では、2024年7月25日に開催された「非常食の試食体験セミナー&防災備蓄品の展示・相談会」の内容を少しだけ紹介しています。

オフィスで災害に遭った場合、すぐにでも帰宅したいと思う従業員は多数いるでしょう。しかしながら、災害後すぐに帰宅することで、道路が崩壊し途中で帰宅できなくなってしまうケースや、地震の場合は余震で落下物が生じることもあります。また、多くの人が一斉に帰宅することで、群衆なだれが起きてしまいけがや圧死をしてしまう二次災害や、救助・救急活動の妨げにもなってしまいます。

こういった災害時のリスクを大きくしないために、会社に防災備蓄品を用意することが重要です。「防災備蓄品がない」「防災備蓄品が十分でない」「地震対策が万全でない」という企業の人は、ぜひ参考にご覧ください。

 

非常食をつくって試食しながら学ぶ企業向け防災体験セミナー

企業防災セミナー

今回開催した「非常食の試食体験セミナー&防災備蓄品の展示・相談会」は、企業がBCP(Business Continuity Plan「事業継続計画」)を策定する重要性を知り、発災時に帰宅困難者に対してどのような対応が必要か、実際に非常食をつくり試食しながら、具体的に企業が必要な防災対策を学ぶセミナーでした。

BCPとは?
⼤地震などの⾃然災害、感染症のまん延、テロなどの事件、⼤事故、サプライチェーン(供給網)の途絶、突発的な経営環境の変化など不測の事態が発⽣しても、重要な事業を中断させない、または中断しても可能な限り短い期間で復旧させるための⽅針、体制、⼿順などを⽰した計画のことを事業継続計画(BusinessContinuity Plan︓BCP)と呼びます。

真っ暗な中で非常食をつくる被災地体験

企業防災セミナー

会場全体が真っ暗な中、懐中電灯やランタンを灯して、水を入れるだけでつくれるアルファ米の五目ごはんをつくります。災害時、停電で電気が通らない中で、パッケージ裏面のつくり方の説明を見るだけでも一苦労します。

企業防災セミナー

防災備蓄品を用意している企業は少なくないとは思いますが、実際に非常食を作って食べたことがない人が多いようです。万が一、災害が起こってしまった場合に備えて、事前につくり方を覚えておくと安心です。

震災関連死を防ぐための防災グッズ

記憶にも新しい東日本大震災では、大きな地震が起きた際、地震や津波から逃れて命が助かったとしても、被災地生活レベルの低さから精神的な苦痛を感じて命を絶ってしまう震災関連死者数が3794⼈に上ります。2016年に起きた熊本地震では、地震による直接の死亡者を上回る数の震災関連死者数でした。家族や友人を亡くし、自分の家も崩壊してしまい精神的にボロボロの状態の中、おいしい食事が取れず、睡眠や排せつもまともにできない環境で生きることが辛くなってしまったのでしょう。

企業防災セミナー

被災後、ライフラインが停止した場合に、温かい食事ができることや、問題なく排せつができる環境が整っていることで被災者は安心できます。こういった環境を担保するために、企業が取り入れるべき重要な防災グッズや非常食を、実際に使用して体験してもらいました。

企業防災セミナー

防災備蓄品としてガスコンロが用意されていることが多いですが、モーリアンヒートパックという袋の中に、非常食と水を入れるだけで、中の水が沸騰して温かい食事ができる防災グッズがあります。

企業防災セミナー

また、被災地に仮設トイレが行き渡るまでに3日~1ヶ月以上かかると言われています。最低3日分×従業員人数分の携帯用トイレを備蓄することで、災害時の排泄問題の対策ができます。携帯用トイレにはいくつかの種類がありますが、今回は凝固剤を使用するタイプのもので体験。

付属のビニール袋は、オフィス内の便器や便器の代わりとなるものに設置して使用します。セミナーでは排せつの代わりに水を入れ、そのあと凝固剤を入れて固まる様子を体感してもらいました。

実際に被災することを想像して試食

企業防災セミナー

1時間程度で完成する非常食を、実際に災害が起きたことを想像して試食してもらいました。食卓に並ぶ料理並みの味わいに、参加者の皆さんにおいしさを感じてもらえました。カンパンのように缶詰に入った非常食もありますが、被災者がホッとする温かく味のバリエーションが豊富な非常食を用意することで、震災関連死の可能性を低下させます。

非常食用のソーセージの試食や、袋包装のパンと缶詰のパンを食べ比べてもらうなど、様々な非常食を食べてもらい、「本当に必要な非常食は何か?」を考えてもらう機会を提供。

はじめて非常食を食べた参加者は、体験セミナーを通じて、自社に取り入れる非常食の参考になったという意見が多く、BCP計画の意識をさらに深めてもらえました。

 

企業におすすめの防災備蓄品展示会・試食会

企業防災セミナー

セミナーの後半には、防災備蓄品を実際に見て使用してもらえる展示会や、様々な非常食の試食会を行いました。

既に、防災備蓄品を備えている企業様も多いようでしたが、足りていない備蓄品に気づいたという意見も多くありました。

実際に災害に遭った場合に、本当に必要な備蓄品とは何かを知ることで、最適な防災備蓄品を準備できます。

企業防災セミナー

アルミシートタイプの防災用ブランケットの温かさや、段ボール製の簡易トイレの使い勝手、災害時にホッと一息できる甘いおやつ類の味わいなど、実際に手に取って使用しながら感じてもらえました。

 

防災士がレクチャーするハザードマップの調べ方講習

企業防災セミナー

防災備蓄品において事前に被災状況を予想し、備えることが大切ですが、自身の職場や自宅がどれほどの災害規模になるか想定して、避難場所を知ることも重要です。

そのため、南海トラフ地震の被害想定を地域ごとに知ることや、洪⽔・⼟砂災害・⾼潮・津波のリスク情報、道路防災情報、⼟地の特徴・成り⽴ちなどを地図や写真に⾃由に重ねて表⽰できる「重ねるハザードマップ」の使い方、地域ごとの避難場所の調べ方をレクチャーする講習も行いました。

そのほかにも、全国のAED設置場所を確認できる「⽇本全国AED」や、全国の地震動を予測できる「J-SHIS Map」の見方や使い方など様々なツールを紹介。

ツールを使って状況把握をし、事前準備をすることで、緊急時にパニックを引き起こさず、適切な行動を取ることができます。

 

遠隔地との情報共有に便利なMAXHUBの使い方講習

企業防災セミナー

次に、MAXHUBというマイクやスピーカー、カメラ、タッチスクリーンが一体化したミーティングボードの紹介や、使い方の講習を行いました。
講習共催:ナイスモバイル MAXHUB

MAXHUBは、その特性からWEBミーティングの際、マイクやスピーカー、カメラは別で用意する必要がないため重宝されていますが、緊急時に情報を迅速に取り入れるために活用することもできます。

災害時、区役所では災害対策本部を設置して、被害を受けた現場に出向して、情報収集を行い、被害対策の指揮を執ります。通常は、集められた情報を手書きで紙に書き出していくのですが、実際の災害時には、情報収集のスピードが求められます。

電気や通信が通らない可能性もありますが、それほどの災害が起こっていない段階で、遠隔にいながらも情報収集ができるZoomなどのWEBツールを活用でき、風水害の場合には、降雨量や川の水位、土壌雨量指数など多くの情報を同時に確認できる機能があるMAXHUBは、災害時の情報の整理や分析に活用できます。

ライフラインがすべて止まってしまう前に、このような最新のツールで迅速な対応をすることで、被害者数を抑えられる可能性を高めます。

 

防災セミナー参加者の声

今回の防災セミナーや展示会の参加者の方にアンケートを行いました。セミナーの内容の意見や感想、参考になったことなどを伺いました。

某大阪企業 Yさん
弊社でも防災用品・非常食の管理を行っていますが、見たことのない商品を知れました。また、非常食を作ったのは初めてだったので良い経験になりました。

某大阪企業 Mさん
非常食は会社にありますが、今まで開けた事も食べた事もないので、今回、調理の仕方や試食ができて参考になり意識づけできました。

某大阪企業 Oさん
試食があったので、非常食の実際の味がわかりました。また、簡易トイレの使い方も教えて頂けたので、緊急時に活かせそうです。

某大阪企業 Fさん
前半は説明の方のトーク力に驚かされました。大変面白く、分かりやすかったです。試食もおいしかったです。

 

実際に非常食を試食するなど体験型のセミナーのため、最後まで退屈せずに企業防災への意識を高められたという意見がたくさんありました。

 

企業の防災備蓄品・防災対策は私たちにおまかせください

今回の防災セミナーを通じて、改めて企業防災への関心を深め、帰宅困難者への対応や震災関連死の多さ、本当に必要な防災備蓄品などを知ってもらえました。私たちは、災害時に企業が一人でも多くの従業員の命を守り、一日でも早い業務再開ができるように、防災セミナー活動をしています。今後も定期的に防災セミナーを開催しますので、防災備蓄が不十分だと感じる企業様や防災対策を知りたい企業様はぜひご参加ください。

企業が用意するべき防災備蓄品のほか、備蓄スペースの設置やオフィスの耐震対策など、様々な防災対策の提案をしていますので、お気軽にご相談ください。

 

 

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