2024.12.12 オフィス内装工事

オフィス省スペース化ができる！壁に貼るホワイトボード「マグウォール」

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オフィスの会議室や音響ルームなどで活用されるマグウォールをご存じでしょうか。マグウォールとは、タキロンシーアイ株式会社の製品で、壁に貼るタイプのホワイトボード機能のある壁紙シートのことです。

通常のホワイトボードは、会議室で利用する際も、見た目の大きさや存在感からオフィスの景観を損なうこともあります。マグウォールの場合は、壁に貼るタイプのホワイトボードシートのため、余計なスペースを取ることなく、すっきりとしたオフィス空間を担保しつつ、ホワイトボード機能を活用することができます。

この記事では、オフィスの景観を保つだけでなく、マグウォールをオフィスに設置するメリットの解説と、導入する上での注意点、マグウォールの設置の施工事例を紹介していますので、オフィスの景観を改善したい場合は、ぜひ参考にしてください。

マグウォールを設置する2つのメリット

ホワイトボード機能はハドルミーティングやプレゼンなど行う上で必須のアイテムです。では、通常のホワイトボードと比較して、マグウォールを設置することで得られる2つのメリットを解説します。

省スペースで設置ができ、空間の有効活用ができる

各メーカーからさまざまなデザインや機能のホワイトボードが展開されていますが、マグウォールは、厚さ0.6mmの薄さのシートを壁に貼る施工方法のため、通常のホワイトボードにありがちな、分厚いフォルムや、その存在感からオフィス空間を圧迫してしまうようなデメリットがありません。また、脚部分もないため、元々ホワイトボードを利用していたオフィスであれば、空いたスペースを活用することも可能です。

狭いオフィス空間の場合でも、省スペースで導入できるため、オフィスの景観を保ちつつ、ホワイトボード機能を利用できることが大きなメリットです。

サイズや形のカスタマイズが自由

マグウォールは、シートをカッターなどで自由にカットして利用することができるので、サイズや形をカスタマイズすることができます。そのため、オフィスのデッドスペースを活用してミーティングスペースをつくることや、ちょうど良い大きさのホワイトボードスペースをつくることができます。また、シート自体の大きさはさまざまで、壁一面をホワイトボードにできるほど、大きなサイズのものもあります。

オフィスのサイズや、設置したい場所に合わせてサイズや形をカスタマイズできることも大きなメリットの一つです。

マグウォールを導入する注意点

マグウォールは、よくあるキャスター付きのホワイトボードとは違い、オフィスの省スペース化を図ることができる大きなメリットがあります。しかし、マグウォールを導入するにあたり、注意点がいくつかあります。以下にて、具体的に解説します。

直射日光が当たると変色や変質の可能性がある

マグウォールは、化成品のため、直射日光に当たると製品表面が変色・変質をしてしまう可能性があります。そのため、直射日光が当たる場所への設置や、温度の変化が激しい場所への設置、高温多湿となる場所への設置、冷暖房の風が直接当たる場所への設置を控える必要があります。

下地処理を入念にする必要がある

マグウォールを設置する場合、下地処理をおろそかにすると、不陸や凹凸が表面に出やすいため、入念な下地処理をする必要があります。また、マグウォールの下地に適する素材として、石膏ボードやケイカル板などがありますが、適さない素材の下地もあるため、下地状況を確認し、試験施工をすることが推奨されています。

非防火品のため、施工場所に制限がある

マグウォールは非防火品のため、設置できる場所が制限されます。非防火品は、高さ約31メートル以上の建物のオフィス内や、地下街など、消防法で設置してはいけないと定められた場所にオフィスがある場合に、設置することができません。そのため、マグウォールの導入を検討する場合には、事前に自社がマグウォールを導入できる場所かどうかを確認しておくと良いでしょう。