8割の人が仕事中眠くなる!オフィスでできる眠気対策を紹介
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大阪府大阪市を中心にオフィス環境づくりを支援している大阪オフィス内装工事.comです。
オフィスワークをしていると、一度は仕事中に眠気を感じ、業務に集中できない状況に陥ったことがあるのではないでしょうか。
外出の多い営業職などでは、眠気を感じることは少ない可能性がありますが、特にパソコン作業がメインの事務職のオフィスワーカーは眠気でミスをしてしまうことや、作業スピードが低下してしまう人も多いようです。
この記事では、業務効率の低下を防ぐために、オフィスでできる眠気対策やオフィス環境の改善方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
8割のオフィスワーカーが仕事中に眠気を感じている
実は、オフィスワーカーの8割の人が、仕事中に眠気を感じているという調査結果があるほど、眠気による業務の妨げが頻発しています。
また、13時~15時のお昼時に眠気を感じることが多いようです。さらに、6割の人が眠気により業務効率が低下していると回答し、作業ミスが増えたり、サービスレベルが低下してしまうという回答も多くありました。
仕事中に眠気を感じる理由
同調査にて、業務中に仮眠を取れるかどうかを調べた結果、約半数の人が仮眠を取れないと回答しています。さらに、仕事中に眠気を週3回以上感じる人の睡眠時間を調査したところ、平均して男性は6時間程度、女性は5時間程度、睡眠時間を取っているという結果になりました。
厚生労働省の研究結果では、7時間前後の睡眠時間を取ることで、生活習慣病やうつ病の発症、死亡に至る危険性が最も低く、成人においておおよそ6~8時間が適正睡眠時間ということが考えられています。
この研究結果からも分かるように、睡眠時間が足りていないことが分かり、業務中に眠気を感じてしまうのも無理はありません。
では、睡眠時間を確保できない理由はどのような理由なのでしょうか。同調査で仕事中に眠気を週3回以上感じる人に、睡眠を妨げる原因は何か調査したところ、仕事の帰宅時間が遅いということが圧倒的に多い結果となりました。
また、通勤時間の長さや、寝る前のスマホの見過ぎなども該当しており、仕事以外の時間を確保しづらく、本来、就寝時間として活用する時間を圧迫して、自分の時間を過ごしているのではないかと推測できます。そうして平日に寝不足を感じ、休日に一気に寝だめをする習慣となり、生活リズムが崩れている人も多いようです。
このような生活を続けると、睡眠の質が低下する恐れや、過眠症になってしまうケースもあるため、個人だけでなく企業側としても眠気対策をすることが重要と言えます。
個人でできる仕事中の眠気対策
業務効率の低下や作業ミスにつながる仕事中の眠気は、どのように対策すれば良いのでしょうか。まずは、個人でできる眠気対策を紹介します。
ガムを噛む
眠気は、脳内の血液量が減少することで起こるため、ガムを噛む行為で脳に刺激を与え、脳内の血液量を与えて眠気覚ましができます。カフェインやキシリトールが配合されたガムは、眠気覚ましとしておすすめです。キシリトールなどの成分は、ガムだけでなく、コンビニなどで購入できるタブレットにも配合されています。
コーヒーなどでカフェインを摂る
コーヒーなどに多く含まれるカフェインは、中枢神経に刺激を与えて、眠気を覚ます効果があります。人体は、疲れを感じるとアデノシンという物質が、受動体と結びつくことで心拍数を低下させ体がリラックスして眠気を感じるようになっています。しかしながら、カフェインを摂取することで、アデノシンよりもカフェインが先に受動体と結びつき、心拍数の低下が起こりにくくなります。さらに、ドーパミンが分泌されて、交感神経が優位な状態になり、眠気を感じにくくなります。
目薬を使用する
本来、疲れ目や充血で使用される目薬ですが、眠気対策として使用することも問題ありません。清涼感のあるタイプの目薬を使用すると、直接目に刺激を与えて眠気対策ができます。しかしながら、目薬を差しすぎることで、目の方面を覆っている層が乱れて、目に傷がついてしまう可能性があります。
また、目に合わない目薬を使用すると、アレルギー症状として刺激感や充血、まぶたにかぶれなどが生じる場合があるため、注意が必要です。
席を立って歩く
座りっぱなしでパソコン作業やルーチンワークをしている場合に、酸素不足や血行不良、筋肉の緊張、目の疲れなどが原因で眠気を感じやすいため、適度に席を立ち、オフィス内を移動をするだけで眠気対策ができます。
窓を開けて換気をする
会議室や狭い執務室などの、人が多く窓を閉めきった環境では、空気中の酸素濃度が低くなり、眠気を感じやすくなります。窓を開けて空気の入れ替えをすることで、酸素濃度が元に戻り、眠気対策ができます。また、室内が温かい場合に、眠気を感じやすいため、冷たい空気を感じることで眠気を覚ますこともできます。
ストレッチをする・ツボを押す
席移動をしなくても、その場で軽いストレッチをするだけで、血流が良くなり、眠気対策ができます。背伸びや足首回し、もも裏を伸ばすストレッチなど、座ったままで手軽に血流を流すことが可能です。また、「中衝(ちゅうしょう)」と呼ばれる中指の爪の生え際の人差し指側の約2㎜ほどの場所にあるツボや、「晴明(せいめい)」と呼ばれる左右の目頭上にあるくぼみの部分のツボを押すことで、眠気対策ができます。
手を閉じたり開いたりする
ストレッチなど、大きく体を動かすことが恥ずかしいと思うオフィス環境の場合は、手を閉じたり開いたりする反復運動をするだけでも、血流が良くなり眠気を覚ませます。少しでも体を動かすことで脳が覚醒するため、眠気対策の効果を感じられます。
話をする
もくもくパソコン作業を行う業務の場合や、黙ってルーチンワークを続けている場合にも、眠気を感じやすいため、近くの席の社員とコミュニケーションを取るなど、声を出して話すことも眠気対策で重要です。業務内容や職場環境によっては、業務中の会話が難しい場合もあるため、環境を選びますが、3分ほど会話をするだけで、眠気覚ましに効果的です。
仮眠をとる
さまざまな方法で眠気対策をしても、効果を感じない場合や、一時的な効果しか得られない場合には、しっかり目を閉じて体も心も休むことを目的に、仮眠をとることが大切です。仮眠後は、業務の集中力向上や業務効率の向上にも期待できます。
しかしながら、仕事中に仮眠を取れるかどうか調査をしたところ、「仮眠を取ることは不可能」と回答した人は47%と約半数の人が、業務中の仮眠を取れない状況でした。
参照:MONOist
多くの人が仮眠を取れない状況で働いている事実があり、企業側も積極的に、従業員の眠気対策を取り入れることで、業務効率を上げることができます。
眠気対策に効く!オフィス環境改善
個人的に対応する眠気対策では、一時的に眠気を覚ますことはできても、しばらくするとまた眠気が襲ってきてしまうことも多くあり、根本的な解決になっていない場合がほとんどです。
では、従業員の作業ミスを減らし、業務効率の低下を防ぐために、企業は何をすべきでしょうか。以下で、眠気対策に効くオフィス改善方法を解説します。
フレックスタイム制・リモートワークを導入
出勤や退勤時間を固定にするのではなく、フレックス制度を導入して、眠気を感じる日やは出退勤時間をずらして働けるようにすると良いでしょう。そうすることで、パフォーマンスを落とすことなく業務に取り組めます。
また、勤務地が遠く通勤時間が長い場合に、人よりも睡眠時間が少なくなってしまう可能性があるため、リモートワークを導入することで、通勤時間にかかる時間分、睡眠時間に費やして眠気対策が実現できます。
スタンディングデスクの導入
集中力を上げるためにも重宝されるスタンディングデスクは、眠気対策としても活用できます。眠気を感じたら、スタンディングデスクに移動して立ったまま業務をすることで、座りっぱなしによる血流の滞りが解消され、眠気対策ができます。
スタンディングデスクの高さに合う、ハイチェアを用意することで、立ったり座ったりを繰り返して業務に取り組めます。
オフィスレイアウトを工夫する
普段、よく利用するオフィスルームやOA機器を、あえて離れた距離に設置するレイアウトにして、オフィス内で歩く習慣をつけることで眠気対策ができます。また、自然光を感じるレイアウトにすることで、交感神経を刺激して集中力が高められます。そのため、窓の近くに執務室をつくったり、大きなガラス窓のあるオフィス空間にすると眠さを感じにくくなります。
リフレッシュスペースの導入
リフレッシュルームを導入し、業務を気にせずに眠気覚ましに必要なストレッチやブレイクタイム、仮眠などを取れるようにすることで、眠気対策ができます。リフレッシュスペースに、眠気覚ましに活用できるバランスボールやコーヒーメーカー、リクライニングシートなどを設置している企業もあります。
ガムやコーヒーを購入できるオフィスコンビニを導入
オフィス出勤が必要な場合は、社内でガムやコーヒーなど、眠気対策に効く食べ物や飲み物を購入できるオフィスコンビニを導入すると良いでしょう。ブレイクタイムにコーヒーを飲むなどして、頭をリフレッシュさせることで集中力の向上にも期待できます。
仮眠制度・仮眠室の導入
仕事中に仮眠することを禁じている企業は、従業員の仮眠制度を設けることで眠気対策だけではなく、生産性向上やパフォーマンスを高めるために最適です。
職場で仮眠することは、悪いことのように思われる人もいますが、大阪教育大学で行われた昼寝がもたらす効果を調べた研究では、8割の人が昼寝をすることで午後からの業務が捗ると回答しました。
また、リフレッシュルームを活用して仮眠を取るのも良いのですが、周囲の目線や話し声が気になって眠れない可能性があります。仮眠をするだけの部屋やスペースを設けて仮眠室をつくり、眠気対策をすると高い効果を得られます。
15分程度の仮眠時間を設けてリフレッシュしよう
仮眠時間を設けることで、企業として大きなメリットがありますが、眠り始めて30分以上経過すると、深い眠りに入り、夜に眠れなくなってしまうなど、生活リズムを乱してしまう原因となる可能性があります。
また、広島大学大学院総合科学研究科が出している論文では、15分程度の仮眠をとることで、眠気の改善やパフォーマンスの向上が見られたという調査結果が出ています。
また完全に寝転がるよりも、座った姿勢でうつ伏せ状態で入眠をする方が深い眠りに入るのを止めて、寝すぎてしまうことを防ぎます。
仕事中の眠気を覚ますオフィス改善を
仕事中に寝る文化は、日本ではまだまだ馴染みがないようですが、15分程度の仮眠をとることで業務改善ができ、業務効率やパフォーマンスの向上を期待できるため積極的に取り入れることが大切です。
仮眠制度のほか、眠気対策に最適なオフィス環境にすることで、従業員にとって働きやすい環境づくりができます。
とはいえ、リフレッシュルームや仮眠室をつくるためには、ある程度のオフィス面積が必要です。今すぐ取り入れられる眠気対策から始めて、業務改善の効果を感じてみてください。
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