こんにちは!
大阪府大阪市を中心にオフィス環境づくりを支援している大阪オフィス内装工事.comです。
記憶に新しい2024年1月の能登半島地震。たくさんの建物が全壊し、事業の足止めを食らってしまった企業も少なくありません。地震大国の日本では、従業員の命を守るためにオフィスの地震対策が緊急時に大切な役割を果たします。
この記事では、以前に依頼をいただいた建築・土木事業を行う企業様の、京都事業所の地震対策で対応した耐震施工工事の事例や、地震に備えたオフィス環境づくりのポイントを解説していますので、ぜひ参考にしてください。
大きいキャビネット導入に伴いオフィス地震対策
書類を扱うことが多い事業所のため、新しくキャビネットを増やすことになりました。
壁一面にキャビネットを設置し、デスクを囲うようなレイアウトに。
万が一、地震が起こった場合に、キャビネットが倒れてけがを負ってしまわないように、しっかりと壁に固定して地震対策をします。
既存のキャビネットも耐震施工も完了し、緊急時に備えて万全の体制にしました。
働く場を提供する側として、普段から従業員が安心して業務ができる環境づくりのためにも、オフィスの地震対策をすることは重要です。
地震に備えたオフィス環境づくりのポイント
オフィスの地震対策として、キャビネットなどのオフィス家具の固定以外にも、下記のような内容があります。
大型のキャビネットや重いオフィス家具は執務スペースと離して設置
大型のキャビネットや印刷機などの重いオフィス家具は、大地震が発生した場合に、中身が飛び出してしまい負傷してしまうことや、重いオフィス家具に挟まれて逃げ遅れてしまうリスクがあります。
転倒防止のため、壁に固定する耐震施工工事以外にも、従業員の滞在時間が多い執務スペースとは離れた場所に設置することでリスクヘッジができます。
また、セーフティロック付きのキャビネットの利用や、普段からキャビネットの開閉扉に鍵をかけておくと、さらにリスクを回避できます。
丈夫で頑丈な机・デスクを選び、移動しないよう固定する
揺れが収まるまで「デスク下に身を隠すこと」で地震被害のリスク回避ができると思いがちですが、大地震が起こった場合、デスクが倒れてしまうことや、揺れに耐えられず移動してしまう恐れがあります。また、身を守ることができても、火災が起こってしまった場合に、デスク周辺に物が落下して身動きをとれず命を落としてしまう可能性もあります。
ただし、デスク下しか身を置ける場所がない場合や、周りの耐震対策ができている場合は、強度のある頑丈なデスクに隠れることで助かる可能性を高めます。揺れでデスクが移動してしまうリスク回避のために、横並びのデスクに連結させることや、床や壁にしっかり固定しておくことも重要です。
特に老朽化が進んだビルのテナントオフィスの場合は、耐震基準を満たしていないことも多く、オフィス家具が飛び交ってしまわないよう地震対策をしましょう。
キャスター付きオフィス家具はストッパーをかける
キャスター付きのオフィス家具は、地震の揺れですぐに移動してしまいます。
大きな揺れがある場合は、立っていられないほどの状況に陥ることもあるため、重量のあるキャスター付きのオフィス家具が、揺れに耐えられず移動してきてしまったときは、大きな負傷をしてしまう可能性があります。
普段から、ストッパーのかけ忘れがないように心がけ、地震被害のリスクを減らしましょう。
避難通路に荷物を置かない
避難通路周辺に、オフィス家具や荷物を置いてしまうと、揺れに耐えられず転倒した家具や荷物で出入口がふさがれてしまいます。揺れが激しい場合には、荷物がぶつかった衝撃で扉が開かなくなってしまう恐れもあります。
避難通路の幅は120cm以上確保し、出入口付近に荷物は極力置かないように心がけましょう。
パーテーションは天井まで高いもので設置する
ローパーテーションは比較的簡単に設置できるメリットがありますが、地震が起きた場合、転倒してしまう可能性があります。また、キャスター付きの簡易のパーテーションなどもありますが、同じく移動して、衝突してしまうリスクがあります。
そのため、会議室や部署ごとの間仕切りは、極力、天井までつながったパーテーションを利用することで地震対策ができます。
窓ガラスは強化ガラスOR飛散防止フィルムを貼る
開放的な空間をつくるため、大きな窓を使用するオフィスも増えてきていますが、地震発生時に窓ガラスが割れてしまうリスクはきちんと考えておきたいところです。
オフィス内の窓ガラスは、強化ガラスを使用し飛散防止フィルムを貼ることでリスクを最小限に減らせます。
防災備蓄スペースの設置
激しい揺れのあと、すぐに外に逃げようとすると、揺れが再開して被害が大きくなってしまう可能性があります。特に、オフィス街の場合は高い建物や老朽化が進んだビルも多く、頭上から物が落下するリスクもあり危険です。
オフィス内で待機する選択をせざるを得ない場合や、救助を待つ場合などに、防災備蓄品を用意しておくことが重要です。
防災備蓄品を置くスペースがオフィス内にない場合や、設置スペースが少ない場合には、防災備蓄スペースの設置工事や増床工事をすることで、十分な備蓄スペースの確保ができます。
データのバックアップ
地震災害後、ビジネスを再開するために必要なデータ喪失をしてしまうリスクは、会社存続の危機をもたらします。バックアップのし忘れや、サーバーへのバックアップができておらず、大きな損害がでてしまうケースもあります。
そのため、日ごろからこまめにバックアップすることや、クラウドの活用をすることで大切なデータを守ることができます。
オフィスの地震対策なら私たちにお任せください
毎日の業務を遂行する中で見過ごしがちなオフィスの地震対策ですが、いざとなったときに、大切な従業員の命や会社の信用を失わないためにオフィス環境を見直すことは重要です。
大阪オフィス内装工事.comを運営する黒田生々堂では、定期的に無料参加の防災セミナーを行っています。災害時のリスクや、オフィスの地震対策のアドバイスをお伝えしています。
まだ耐震施工を行っていないオフィスや、地震対策が足りないオフィスを利用している企業様は、ぜひ防災セミナーにお越しください。
防災セミナーの様子をまとめたレポート記事はこちら
防災セミナーの日程、詳細などのご参加や、オフィスの地震対策を検討されている場合は、お気軽にお問合せください。
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