床・カーペットでオフィスの印象が激変!床材のカラー効果や特徴を解説
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今回は、オフィスの2室の会議室と開発ルームのタイルカーペットを貼り替えするため、愛知県の企業に伺いました。床材を変えることで、オフィスの印象はガラリと変わり、新鮮なオフィス空間へと早変わりします。
この記事では、今回依頼されたタイルカーペット張替えの事例や、床の色がオフィスに与える影響、床材の種類や特徴、効果について解説します。
オフィスの印象は「床」でこれほど変わる!
今回、張替えの依頼を受けたタイルカーペットは、床材と接着剤が固着していることが分かり、捲り作業に時間がかかってしまいました。開発ルームを早々に利用したいということもあり、早急な施工を進めます。
Pタイル(ピータイル)という、塩化ビニル樹脂や炭酸カルシウムなどの硬質な素材を原料としたプラスチック系のタイルを張ります。Pタイルは、掃除機やモップでの乾拭きで簡単に掃除ができ、汚れにくい特徴があります。また、耐水性や耐久性もあるため、長年使用する床材として人気です。
2室の会議室の床は、印象的なデザインの色違いのタイルカーペットを使用。明るめの白やブルー系の色が中心のカーペットと、全体的に落ち着いたカラーを使用したカーペット。同じ寒色系の色味を使用していても、大きく印象が変わります。
目で見た印象は、脳や心にあらゆる影響を与えます。同じ会議室であっても、見た色の違いで脳が活性化される場合や、落ち着かせる効果があります。このことから、オフィスの床材に使用する色の効果で、質の高い会議や業務ができるのではないでしょうか。
床の色は、オフィスにどのような影響を与えるのか、次の章で解説します。
床の色がオフィスに与える影響とは
床材のカラーやデザインを選ぶ際、単に他のインテリアやオフィス空間に馴染む配色の床材を選ぶだけでなく、色の効果を把握することで、質の高い業務ができる可能性を高めます。今回は、色が脳に心に与える影響や効果を、暖色系・寒色系・中性色・明度・彩度の観点から解説します。
暖色系
暖色系は、暖かさをイメージした色合いの赤・オレンジ・黄などのカラーを指します。カーペットなどの床材に、暖色系のカラーを選ぶことで、活発でアクティブな印象を与えます。クリエイティブな発想が欲しい場合や、意見交換をしたい場合に、暖色系のカラーのオフィス空間が役立ちます。制作事務所などのクリエイターが多いワークスペースや、開発室、会議室などの床材のカラーに向いています。
寒色系
寒色系は、寒さをイメージした色合いの青・青緑・青紫などのカラーを指します。カーペットやフロアタイルに冷静さをイメージさせる寒色系のカラーを選ぶことで、集中力が高まり、落ち着いて業務ができる空間を演出できます。細かいチェック作業や重要な処理を行う執務室などに適したカラーです。
中性色
中性色は、暖かさや寒さを感じない黄緑や緑、無彩色のカラーを指します。グリーン系のカラーには、癒しを感じる効果があり、ベージュやブラウン系のカラーは、リラックス効果や精神安定の効果があります。そのため、休憩室やリフレッシュスペースに用いると、質の良い休息ができます。白は清潔さを連想させ、膨張効果もあるため空間を広く見せる効果があり、オフィスの壁などによく利用されますが、床に利用する場合は耐水性のあるフロアタイルを選ぶことをお勧めします。黒は、スタイリッシュで重厚な印象を与えるため、役員室やエグゼクティブなオフィス空間に適しています。
明度
どの色であっても、色の明度によって与える印象が変わります。明度が高ければ、明るく陽気な印象を与えますが、明度が低い場合は、冷静で落ち着きのある印象を与えます。例えば、暖色系で明度の低いカーペットを敷くと、ポジティブな気持ちになり、脳も活性化されますが、冷静さも担保する効果を生みます。逆に、寒色系で明度の高いカーペットを選ぶことで、落ち着きや集中力を保ちながら、前向きな気持ちで行動できる効果があります。
また、明度が高いカラーを選ぶことで膨張効果があり、オフィス自体を広く見せる効果もあります。
彩度
最後に彩度について解説します。彩度の高いカラーほど、鮮やかで目立つ印象を与え、彩度の低いカラーほど、色味を感じにくく、落ち着いた印象を与えます。例えば、暖色系で高彩度のカラーは高揚感を与え、寒色系の低彩度のカラーは沈静感を高めます。彩度の高いカラーを、オフィス空間に多く入れてしまうと、乱雑な印象になり視認性が悪くなります。そのため、彩度の高さには注意して、オフィスの床材やカーペットを選択すると良いでしょう。
オフィスでよく使われる床材の種類と特徴・効果
床材の色が与える影響はさまざまですが、カラーバリエーションが多いカーペット以外にも床材の種類はいくつかあります。ここでは、オフィスでよく使われる床材の種類と特徴、その床材が与える効果を解説します。
タイルカーペット
オフィスで最も多く活用されているのがタイルカーペットです。一般的に、40~50cm角のサイズで、裏面にクッション材がついています。1枚ずつ貼るタイル状のカーペットです。汚れた一部だけを取り外せるので、コストを抑えた張替えができます。また、カラーバリエーションやデザインの種類も豊富で、おしゃれな床に仕上げることができ、カラー効果でオフィスに与える印象を自在に変えることが可能です。また、抗菌効果の高いものや、抗ウイルス性の素材のタイルカーペットもあり、選択肢が多いのも特徴です。
タイルカーペットの施工事例や、おすすめのタイルカーペットの使い方を解説したこちらの記事も参考にしてください。
→「オフィスフロアはタイルカーペットで気軽に部分張替えが可能」URL貼る
フロアタイル
ポリ塩化ビニル製でタイル状のシートを並べるフロアタイルは、木目調、大理石の石目調、タイル調、メタル調、モルタル調など、さまざまなデザインがあります。暖かみのある木目調のフロアシートはリラックス効果があり、大理石の石目調のフロアタイルは高級感のある印象を与え、モルタル調のフロアタイルは無機質でスタイリッシュな印象を与えます。300×300mmの正方形の形状や、100×900mmの長細い形状などサイズや形の種類も豊富です。タイルを1枚ずつ並べて仕上げるため、手軽に施工ができ、メンテナンス性も高いことが特徴です。また、耐久性や耐水性も高く、雨の日でも土足で行き交うオフィス内には適しています。防音効果のあるフロアタイルもあり、2階以上のオフィスや、従業員数が多い企業の場合に活用できます。
天然素材
天然木や大理石など、自然の素材を活かしたフロアは、天然素材だからこそ出せる高級感や暖かみを感じられます。木目や石目の柄の違いを楽しめ、すべてのフロアに使用すると高額になってしまいますが、オフィスの顔となるエントランスや、リフレッシュスペースの一部に使用するなど、活用に工夫が必要です。天然木のフロアの場合は、無垢材が湿気の状態に合わせて、吸ったり吐いたりしてくれる調湿作用があります。ただし、傷がつきやすく、日焼けによる変色など、経年劣化しやすいというデメリットもあります。耐水性もないので、メンテナンスやお手入れが難しいことも特徴です。
フロアシート
フロアシートは、賃貸住宅などのフロアで利用されるイメージがありますが、オフィスで利用の場合、傷や汚れに強い長尺シートというフロアシートを利用することがほとんどです。住宅用のCFシート(クッションフロアシート)と比較して、強度が高いので、オフィス家具を設置した後にへこみや傷がつきにくい特徴があります。フロアタイルと同じポリ塩化ビニル製で、デザインの種類も多くあり、カラー効果やデザインに合わせた印象を与えられます。フロアタイルと違い、タイル状ではなく1枚のシートを貼るため、つなぎ目のないシームレスなフロアに仕上がります。撥水性もあるため、オフィスの廊下や給湯室、トイレなどに向いています。
ロールカーペット
オフィスでは、あまり見られなくなったロールカーペット。タイルカーペットと違い、建築下地の上にクッション材を敷き、その上にカーペットを貼る「フェルトグリッパー工法」で施工すると、タイルカーペットとは段違いの踏み心地の良さを感じられます。ホテルなどで感じられるあの踏み心地は、「フェルトグリッパー工法」だからこそ感じられる心地よさです。また、タイルカーペットではタイル目をどんなに目立ちにくく設置しても、多少の境目が出てしまいますが、ロールカーペットの場合は、「タイル感」を出さずに、一体感のある空間をつくることができます。来訪が多い応接室や社長室におすすめです。
オフィス床の施工は私たちにおまかせください
オフィスの床の色やデザイン、素材の違いでオフィスに与える印象は大きく変わります。カラーの効果は思っているよりも、私たちの脳や心に大きな影響を与え、オフィス空間のカラーによってリラックスした心境を作り、集中力をあげることもできます。逆に、カラーによっては、コミュニケーションを活性化させ、アウトプットの多い活力のあるオフィス空間に変化する可能性もあります。床材によっては、カラー効果以外にも実用性をオフィスにおける実用性を高める特徴がさまざまで、目的に合わせた床材やカラーの選択をするとよいでしょう。
また、オフィスの床を変更するにあたり、併せてOAフロア化を検討することがおすすめです。床下に配線を通して、オフィス空間をすっきりさせられるOAフロアにすることで、オフィス床の機能を向上させます。OAフロアについては、こちらの記事を参考にしてください。
オフィスの印象を変える床材の張替えや、OAフロアの導入をご検討の場合は、大阪オフィス内装工事.comにお気軽にご相談ください。
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