オフィスフロアはタイルカーペットで気軽に部分張替えが可能

 

こんにちは!
大阪府大阪市を中心にオフィス環境づくりを支援している大阪オフィス内装工事.comです。

今回は、大阪市の企業様の依頼で、本社オフィスのタイルカーペットの張り替えをしました。オフィスフロアで人気のタイルカーペットですが、どのような特徴があるのでしょうか。

この記事では、今回の施工の流れや、オフィスカーペットや床材の種類や特徴、メリット・デメリット、オフィスでタイルカーペットが選ばれる理由、タイルカーペットの貼り方、タイルカーペットのおすすめ使い方を解説していますので、ぜひ参考にしてください。

 

タイルカーペットで部分張替え作業

フロアカーペットは、従業員の出入りで思っている以上に汚れていることが多く、清掃するのも苦労します。タイルカーペットの場合は、特に汚れた部分だけを張替えることが可能で、オフィスのフロアではよく利用されています。

今回は、4フロアのタイルカーペットの張替えを実施。4日間に分けて、既存什器を移設しながら張替え作業を進めます。

既存の電源ケーブルやLANケーブルが古く、OAフロアの高さレベル調整のため、戻し作業に時間がかかりましたが、作業自体は問題なく進めることができました。

オフィスタイルカーペット

露出したケーブル配線は、むき出しになることでケーブル自体の劣化を早めてしまう恐れや、ケーブルに引っ掛かってけがをしてしまう可能性もあります。

このようなケーブルによるあらゆる問題を解決するためには、OAフロアにするとよいでしょう。

OAフロアについて、下記の記事も参考にご覧ください。

OAフロアとは?オフィスフロアリニューアルで快適空間に

ビルの各階に業務フロアをもつ企業様のため、まだまだ劣化や汚れが目立つ部分があるとのこと。
予算の兼ね合いで今すぐに交換や工事は難しいとのことですが、来年度にタイルカーペットの張替えなど検討されています。

引き続き、清潔で快適なオフィス空間をつくるお手伝いをする予定です。

 

オフィスカーペットや床材の種類や特徴、メリット・デメリット

一般的にオフィスでよく利用される床材は下記の3種類があります。

  • タイルカーペット
  • ビニルタイプ(フロアタイル、フロアシートなど)
  • 天然素材(フローリング材、大理石など)

それぞれの特徴やメリット、デメリットを知っておきましょう。

タイルカーペットの特徴、メリット・デメリット

タイルカーペットの1番の特徴は、部分張替えが可能で、床下のメンテナンスや汚れた部分だけの交換、配線変更のしやすさが魅力です。
また、カーペットの色やデザインの種類も豊富で、オフィス雰囲気の変更がしやすいこともメリットの一つです。

表面に使用されているパイルの形状はループ形状カット形状の2種類があり、形状によって踏み心地や耐久性が変わります。
タオルのようなループ形状のパイルの場合は、弾力性や復元力もあるため、へたりにくい特性があります。カット形状のパイルはループ形状と違い、柔らかい材質で弾力性はそれほどありませんが、踏み心地がよく防音性も優れています。

ループ形状のタイルカーペットは、歩行量が多く重量のあるオフィス家具を設置する一般的なオフィスの場合に適しています。一方で、カット形状は、靴を脱いでくつろげるようなリフレッシュルームや、歩行量が少ない応接室や来客エリアなどにおすすめです。

ビニルタイプの特徴、メリット・デメリット

ビニルタイプの床材にも、タイル型のフロアタイルと、ロール型のフロアシートの2種類があります。
配線変更することが多いオフィスでは、フロアタイルを使用するとよいでしょう。クッション性があるため歩きやすく、他の床材と比べて安価で取り入れやすいことが特徴です。耐久性もありますが、ビニルタイプの床材は一般家庭での使用を基準としているため、重量のあるキャビネットなどを置く場合は注意が必要です。

天然素材の特徴、メリット・デメリット

天然素材の床材で多くオフィス利用される木質系のフローリング材は、木の温かみを感じられ、デザイン性もあります。大理石の床材は、高級感があるためオフィスのエントランスなどでよく利用されています。しかしながら、配線設備を多く有するオフィスエリアでは適さないので、レイアウト変更などが少ないオフィス環境でデザイン性を保ちたい場合に向いています。

 

オフィス利用でタイルカーペットが選ばれる理由

オフィスタイルカーペット

いくつかの床材がある中で、オフィス利用で一番多く利用されるのがタイルカーペットです。各床材のメリットやデメリットを説明しましたが、タイルカーペットがオフィス利用で選ばれる理由を解説します。

施工・取り外しが簡単で、汚れた箇所だけ交換が可能

タイルカーペットは1枚あたり40㎝〜50cm角で、施工や取り外しが簡単です。そのため、施工にかかる時間も比較的少ないことや、汚れた部分だけを取り外して交換することが可能です。ロールカーペットなど、シート状の床材の交換は、広範囲のオフィス家具を移動させる大規模な作業になってしまいます。一部だけ交換が可能なタイルカーペットは、作業時間やコストを軽減して交換できるのでオフィスで重宝されています。

カラーバリエーションが多くデザイン性が高い

タイルカーペットは各メーカーで多くのカラーやデザインを展開しているので、理想的なオフィス空間にするための選択肢が豊富です。また、カラーやデザインの組み合わせで、さらにデザインの幅は広がります。

建物に合わせたサイズ調整や加工がしやすい

タイルカーペットは、自由にカットすることができるため、建物の形やデザインに合わせてサイズ調整を簡単にできます。また、床配線の配線穴などの加工がしやすくOAフロアとの親和性が高い床材ということが、選ばれる大きな理由です。

クッション性があり防音対策になる

従業員の足音や椅子を引く音など、床に伝わる騒音を吸収する効果があります。クッション性に優れたものや、吸音効果の高いタイルカーペットも豊富にあり、高い防音対策の効果を期待できます。従業員数が多い場合や、会話や外出などの出入りが激しい企業には特に人気です。

埃の飛散が軽減され、防汚性がある

タイルカーペットは埃が舞い上がるのを防ぐため、フロアタイルなどの床材に比べて飛散軽減に期待できます。オフィスで長時間過ごす従業員が、舞い上がった空気中の埃を吸って健康被害に遭わないよう、防汚性のあるタイルカーペットを選ぶ企業が多いようです。

保温効果がある

フロアタイルやフロアシート、フローリングなどの床は冷えやすく、暖房をつけても空気が床付近に近づくことで、温度が低下してしまいます。タイルカーペットの場合は、温度が下がりにくく、室温がキープされやすいので、特に冬のオフィスや寒い地域には最適です。

制電効果がある

パソコンやコピー機などのOA機器は、静電気が原因で電源が落ちてしまうことや、画面が映らなくなってしまう可能性があります。特にSDカードを利用することがある場合は、静電気でデータ消失をしてしまう恐れがあるため要注意です。こうしたリスクを軽減させるため、フロアタイルやフローリングに比べて、制電効果のあるタイルカーペットを活用するオフィスが多いようです。

 

タイルカーペットの貼り方

1枚ずつタイルを貼り、オフィス一面にカーペットを貼る施工方法ですが、タイルカーペットには「市松貼り」と「流し張り」の2種類の貼り方があります。それぞれを解説します。

市松貼り

オフィスタイルカーペット_市松貼り

タイルカーペットの縦方向と横方向の向きを交互に敷く方法を、市松貼りと言います。タイルのデザインや、パイルの方向によっておしゃれなデザインになります。また、タイルの目地が目立たなくなるメリットがあるのでおすすめです。

流し貼り

オフィスタイルカーペット_流し貼り

市松貼りに対して、すべて同じ方向に並べてタイルカーペットを貼る方法を流し張りと言います。同じ方向に貼るため、タイルのタイルの境目が分かりづらくなるというメリットがあります。シンプルなデザインにしたい場合に最適です。

 

タイルカーペットをオフィス利用する際のおすすめの使い方

メリットが多く、活用しやすいタイルカーペットですが、オフィスで利用する上でおすすめの使い方を紹介します。

エリアごとにゾーニング

ワンフロアのオフィスで、執務スペースやリフレッシュスペースなど、複数の業務スペースを確立している場合、タイルカーペットのカラーやデザインをスペースごとに変更してゾーニングをすることで、視覚的に分かりやすいエリア分けができます。パーテーションの設置や間仕切り工事をすることなく、費用を抑え、開放的な空間を保ちながらゾーニングが可能です。

コーポレートカラーやオフィス内装に合わせたカラーやデザインを選択

タイルカーペットのカラーやデザインは豊富な種類があり、さまざまな選択が可能です。コーポレートカラーやオフィス内装に合わせたカラーやデザインのタイルカーペットを設置することで、オフィスの景観が良くなり、企業イメージも向上します。従業員満足度の向上を図ることはもちろん、外部からの来訪がある場合に印象を高める効果があります。求職者へのアピールにも効果があり、人材採用にも期待できます。

湿度が高い場所は避ける

タイルカーペットは湿度の高い場所に置くと、ダニやハウスダストが発生してしまいます。アレルギーの原因になるため、湿度が高いフロアへの設置は控えましょう。また、靴についた土やほこりが溜まりやすく、雨の日は濡れてしまうようなオフィスの出入口などの設置はおすすめできません。タイルカーペットの特色を活かし、適切なオフィスフロアへ設置をしましょう。

 

タイルカーペットでフロアの美観を保ち、「出社したい」オフィス環境にしよう

一般的には、オフィスフロアカーペットの張替えのタイミングは5〜6年だといわれていますが、職場環境や状況に応じて、張替えを検討するとよいでしょう。中でも特に、タイルカーペットは気軽に張替えができるので、多くのオフィスで採用されています。

タイルカーペットのメリットは、張替えやすいだけでなく、耐久性や防音性にも優れ、長期的に使用することを想定するオフィス内のカーペットには最適です。さらに、カラーやデザインの違うタイルカーペットをエリアごとに配置することで、ワンフロアのオフィスも簡単にゾーニングができ、コーポレートカラーやオフィス内装イメージに合わせたカラーやデザインにすることで、スタイリッシュなオフィスを再現できます。

オフィス内の景観の改善や、快適なオフィス環境にすることで従業員の働きやすさにつながり、「出社したい」と思われるオフィスへと進化させることができるでしょう。

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