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大阪府大阪市を中心にオフィス環境づくりを支援している大阪オフィス内装工事.comです。
オフィス内の部屋づくりで仕切りをしたい場合に、パーテーションとともに候補に挙がる「造作壁」。内装工事やオフィス移転を検討された場合は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
この記事では、オフィスの間仕切り内装工事をする際に活用される造作壁とはなにか、表面仕上げの種類、パーテーションとの違い、造作壁のメリット・デメリット、造作壁を用いた内装工事やオフィス移転事例(2023年11月2日時点)を紹介しますので、今後、オフィス移転や既存のオフィス内装工事で間仕切り壁を作りたい場合は、ぜひ参考にしてください。
造作壁とは?
造作壁とは、オフィスなどの部屋に間仕切りをつくる際、よく使用される壁のことを指します。造作壁は、さまざまな種類の骨組みや表面仕上げで施工ができるため、汎用性が高い特徴があります。曲線や複雑な形状の間仕切り壁などもつくれ、デザイン性にも優れています。
造作壁の種類は、LGSと呼ばれる金属の下地を使用するLGS壁と、木軸で下地をつくる木軸壁の2種類があります。一般的にオフィスでは、耐久性に優れたLGS壁で作られることが多いようです。
LGSとは
Light Gauge Steelの略で、軽いゲージ規格のスチール鉄骨のことを指します。
LGSもしくは木軸で下地をつくり、その上に石膏ボード(プラスターボード)や防音材を張り付け、表面仕上げをします。表面材の種類が豊富で自由にカスタマイズができるため、おしゃれなオフィスづくりをする際に活用されています。
造作壁の表面材の種類
オフィスの壁は、オフィス全体のイメージに大きく影響するため、重要な役割があります。そのため、オフィスづくりの際、適切な造作壁の表面材選びができるよう、オフィスでよく活用される表面材の種類や特徴を解説します。
クロス仕上げ
クロス仕上げとは、壁紙を貼り表面仕上げをすることを指し、住宅の壁では最も一般的な仕上げ方法です。オフィス壁でも活用されることも多く、クロス素材は、ビニールクロスや布クロス、紙クロスなどがあります。さまざまなメーカーから展開され、シンプルなものや、凹凸のデザインのもの、模様があるものなど種類が豊富です。また、クロス仕上げをする場合は、壁下部の損傷や汚れを防ぎ、壁と床の取り合いをキレイに見せるため、床との接点部分に巾木を施工します。巾木は、木製、ビニル製、金属製の3種類があり、オフィス空間に合わせて選択できます。
ダイノックシート仕上げ
ダイノックシート仕上げとは、粘着性のある薄い印刷化粧フィルムのダイノックシートを貼り、表面仕上げをすることを指します。クロスと違って高級感のある材質が特徴で、木目調や石調、メタリックなデザインなどがあります。本物の木や石、金属パネルを貼り付けたような演出ができます。また、耐水性があるため雨の日に入室した場合や、水回りの壁にも最適です。
塗装仕上げ
塗装仕上げとは、壁に塗料を塗って仕上げる工法です。ローラーやコテで塗る方法や、スプレーガンで吹き付ける方法など、仕上げの模様によって塗り方が変わります。また、平らに塗るだけでなく凹凸をつけて仕上げることもでき、クロスやダイノックシートとは違う重厚感を演出できます。
タイル仕上げ
タイル仕上げは、モルタルや接着剤を使用し、タイルを壁に張り付けて仕上げる工事のことを指します。さまざまな大きさや模様、形のタイルがあるので、デザイン性に富んだ壁に仕上がります。他の表面材と違い、高額だということもあり、オフィス室内ではあまり使用されませんが、オフィスの顔となるエントランスなどで多く活用されます。
エコカラット仕上げ
エコカラット仕上げとは、多孔質セラミック素材でできたタイルや石のような見た目の内装材を壁に貼って仕上げることを言います。脱臭機能や調湿機能があり、非常に優れた内装材です。見た目の美しさや重厚感の特徴から、エントランスの利用で多く採用されます。
造作壁とパーテーションは何が違う?
オフィスの壁と聞いて、「造作壁」を想像する人は多いかと思いますが、オフィスルームをつくる壁としてパーテーションを活用するケースもあります。
パーテーションは大きく2種類あり、工事が不要な「ローパーテーション」と、天井の高さまで届くパーテーションを設置する「ハイパーテーション」があります。この「ハイパーテーション」は工事が必要で、造作壁と用途は同じ、「間仕切り」ですが、それぞれの違いについて解説します。
造作壁は、LGSなどでオフィスの天井と床を繋ぐ骨組みをした上に、石膏ボード(プラスターボード)を貼り付けて土台をつくり、好きな表面材で仕上げます。このように、骨組みから表面仕上げまで、現場で一から壁をつくる造作壁に対し、パーテーションは工場で製作した下地とパネルを現地に用意し取り付けるだけで設置ができるため、骨組みを一から組み立てる必要がありません。
造作壁のメリット・デメリット
造作壁とパーテーションはそれぞれ特徴がありますが、目的に合った間仕切り工事を検討できるように、パーテーション設置工事と比較して、造作壁をつくるメリットやデメリットを解説します。
造作壁のメリット①自由度が高い施工ができる
造作壁は、LGSや木軸の下地や、石膏ボード(プラスターボード)は自由に加工ができるため、施工の自由度が高く、デザイン性の高いオフィス空間がつくれます。壁の中に収納スペースをつくったり、防音材を入れて防音対策に適したオフィス空間にもできます。また、曲面の壁や天井をつくることもでき、パーテーションでは再現できないレイアウトも実現できます。
造作壁のメリット②機能性に優れている
造作壁は、あらゆる機能性が高く優れているメリットがあります。万一、火災が起きてしまった場合に備えておける、燃えにくい準耐火構造や耐火構造の防火区画壁にすることや、防音材などを入れて遮音間仕切りにもできます。また、断熱仕様など、あらゆる機能的な壁に仕上げることもできます。用途に合わせて、下地の組み方やボードの張り方を変えて、さまざまな機能を持たせる事ができます。
造作壁のメリット③豊富なデザイン
造作壁は、上記で解説したように表面仕上げの豊富さが特徴です。オフィスのコンセプトや企業イメージに合わせて、仕上げることができるため、特にオフィスデザインにこだわりたい場合には、造作壁で空間づくりをすると良いでしょう。
造作壁のデメリット①工期が長い
パーテーションで壁の場合は、既に製作されたパーテーションを設置する工事ですが、造作壁の場合は骨組みや下地づくりから現場で作るため、比較的、工期がかかってしまうことがデメリットとして挙げられます。また、パーテーションは損傷などがなければ再利用できるため、オフィスレイアウトを変えたい場合に流用することも可能ですが、造作壁は壁を壊して一から作り直す必要があります。
造作壁のデメリット②粉塵が出る
造作壁は、下地材と石膏ボードを現地でカットするため、粉塵が出てしまいます。特に、石膏ボードのカットをする際に、多くの粉が出るので、養生をしても床が汚れてしまう可能性があります。
オフィス移転で造作壁(LGS壁)をつくる事例紹介
私たち、大阪オフィス内装工事.comでは、オフィスの造作壁づくりのサポートに多く携わらせていただいています。
今回は、以前に依頼いただいたオフィス移転に伴う造作壁(LGS壁)づくりの事例を紹介します。新オフィスの造作壁、OAフロア、天井工事のほか、電気配線工事やタイルカーペット貼り、階段塗装、新規什器の搬入に対応しました。
この章では、造作壁づくりと、オフィスフロアづくりをピックアップしています。
造作壁(LGS壁)の骨組み
旧オフィスの退去期限があるため、タイトなスケジュールで進行。工事着工後もお客様・設計会社・工事会社との打ち合わせを重ね、完成を目指します。
まずはLGSで壁を作ります。耐久性や耐震性、耐火性にも優れるLGSでしっかりと骨組みをして天井と床に固定します。
ボードを取り付け・クロス貼り
さらに丈夫な壁にするため石膏ボードを取り付け、下地作りをします。
オフィスにふさわしい白のクロスで表面を仕上げ、清潔で新鮮なオフィスに仕上げました。
OAフロア工事
OAフロア工事は、造作壁のボードをカットし終わった後で施工することで、粉塵の汚れが出ないようにします。まずは、高さレベルの調整から行います。
一枚一枚、OAフロアの設置をして、丁寧に仕上げます。
タイルカーペット貼り
続いてOAフロアにタイルカーペットを敷いていきます。こちらも一枚一枚丁寧に貼ります。目に優しいグリーンのカーペットが印象的です。
新オフィス完成
各オフィスルームに統一感を出し、業務をしやすいオフィスレイアウトに。依頼企業様には、「工事期間約1か月強という短納期にもかかわらず、期待以上に綺麗に仕上げてくれた」と喜んでいただきました。
造作壁・内装工事は私たちにおまかせください
機能性方角、表面仕上げの種類が豊富でデザイン性に富んだオフィスづくりにも活用される造作壁。「今すぐに間仕切りが欲しい」「短期工事で壁をつくりたい」といった要望の場合には向きませんが、じっくり時間をかけてオフィスコンセプトに合わせたオフィスづくりをしたい場合には最適です。
オフィス移転やレイアウト変更を検討される場合に、造作壁が良いかパーテーションが良いか迷ってしまうこともあるでしょう。私たちは、豊富な実績をもとに、お客様のオフィスの最適解を見つけ出し、提案しています。
造作壁、間仕切り工事などの内装工事は、私たち大阪オフィス内装工事.comにおまかせください。
大阪オフィス内装工事.comは大阪府大阪市のオフィス移転・事務所引越し、オフィス内装工事のサポートを行っています。
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