こんにちは!
大阪府大阪市を中心にオフィス環境づくりを支援している大阪オフィス内装工事.comです。
オフィスづくりでよく活用される「OAフロア」は知っていますか?
パソコンやコピー機など、会社には必要不可欠なOA機器などの配線を隠し、オフィスの景観を良くしてくれる役割があり、多くの企業で導入されています。
この記事では、OAフロアの詳細や、私たち大阪オフィス内装工事.comが依頼を受けたOAフロアの施工事例の紹介、OAフロアのメリット・デメリット、OAフロアの種類を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
OAフロアとは?
OAフロアは、オフィス・オートメーションの略で、「フリーアクセスフロア」とも呼ばれています。
オフィス内の配線ケーブルを足でひっかけてしまい、従業員がけがをしてしまうことや、大切なデータ紛失のリスクを減らすために、配線を床下に内蔵する工法のフロアにして、リスクの軽減やオフィスの美観を保つための役割があります。
OAフロアは、床スラブの上にフロアパネルを敷き、床を二重構造にすることでできた床スラブとフロアパネルの空間に、OA機器の配線ケーブルを収納する構造です。
オフィスリニューアルに向けてOAフロア導入紹介
今回は、給食請負事業を営む企業様より、オフィスリニューアル工事の依頼があり、OAフロアと新規オフィス家具の搬入作業を行いました。
地元の業者と比較検討されたようですが、費用面を抑えて施工ができることにメリットを感じてもらい、オフィス環境づくりのお手伝いをすることとなりました。
オフィスリニューアルでは、配線を立ち上げる位置確認や既存什器の移設、既存OAフロアの撤去からはじまります。1日目は移設や撤去の作業のみとなり、2日目にOAフロアパネルを設置します。
間仕切りをする予定のフロアと、自動販売機を設置する場所以外のOAフロア設置作業は完了し、上からタイルカーペットを貼っていきます。
3日目には床下配線を整える作業を開始。既存の配線ケーブルを流用しましたが、想定以上に乱雑な配線になっていたため、丁寧に配線を整えました。
間仕切りや自動販売機の設置も完了し、既存オフィス什器の戻し作業と新規オフィス什器のデスクとチェアを搬入作業を行います。業務を開始しやすいように、しっかりレイアウトを組みました。
4日目、5日目には別フロアや会議室、エントランス、応接室などの計7部屋のOAフロア導入と新規オフィス什器搬入、配線整備などすべてのリニューアルが完了しました。
OAフロアのメリット・デメリット
オフィスのOAフロア化を検討する場合に、知っておきたいメリットとデメリットを解説します。
OAフロアのメリット
オフィスをOAフロアにするメリットは、配線ケーブルの床下収納により、見た目に美しくなるだけでなく、さまざまなメリットがあります。
- オフィス家具で配線ケーブルを踏みつけてしまうことによるケーブル劣化を防ぐ
- オフィス家具で配線ケーブルを踏みつけてしまうことによるデータ紛失のリスクを回避
- 配線ケーブルのひっかかり防止で、従業員のけがのリスクを軽減
- 配線ケーブルのひっかかり防止で、オフィスOA機器の故障を防ぐ
- 邪魔な配線ケーブルがなくなり、清掃が楽になる
- 取り外しが簡易なため、配線位置の変更がしやすい
- オフィスレイアウトの自由度が上がる
- オフィスの美観がよくなることで外部企業への印象を上げる可能性がある
- オフィスの美観がよくなることで従業員からのエンゲージメントが高まる可能性がある
オフィスOAフロア化は多くのメリットがあり、リスクヘッジや企業イメージの向上にもつながります。
OAフロアのデメリット
自社への導入検討をする際、OAフロア化のデメリットも知っておくことで、最適な判断ができます。
- 後から設置する場合、床が上がってしまい圧迫感が生まれる可能性がある
- 後から設置する場合、スロープを設置する必要がある
- スロープの設置に伴い、デッドスペースができてしまう可能性がある
- 設置環境や要件によって正しいOAフロアの種類を設置しないと、強度が不足する可能性がある
OAフロアのメリット・デメリットを知ったうえで、自社に適した条件であればオフィスの美観やリスクヘッジのために導入やリニューアルを検討するとよいでしょう。
OAフロアの種類
OAフロアのデメリットでは、設置環境や要件ごとにOAフロアの種類を変える必要があると解説していますが、OAフロアにはどのような種類があるのでしょうか。
下記にOAフロアの種類と、種類別の特徴をまとめました。
OAフロアには、大きく分けて支柱タイプと置敷タイプがあります。
支柱タイプは本来の床スラブとの高さレベルの調節が可能なOAフロア(床高調整式OAフロア)で、配線を隠す空間の幅調節ができることに対し、置敷タイプは床スラブとの空間幅の調節は不可です。
さらに、置式タイプは2種類あり、床スラブとOAパネルの間に配線を収納する置敷式簡易OAフロアと、OAフロアのパネルに溝があり、溝に配線ケーブルをはめ込んで設置する置敷式溝配線OAフロアがあります。
それぞれの特徴を解説します。
床高調整式OAフロア
床高調整式OAフロアは、高さ調整ができるため、配線の収納容量が多い場合や増やしたい場合に適しています。しかしながら、配線同士の混触がないよう配線設計をしっかり行う必要があり、施工にかかる期間も置敷タイプと比較して時間がかかります。また、材質も非磁性体のアルミ素材のものが多く、高耐荷重のため、配線が多く重量のあるOA機器を扱うコンピューター室やサーバールーム、50名以上の従業員がいる企業などに最適です。
置敷式簡易OAフロア
主に樹脂やプラスチックで作られる置敷式簡易OAフロア。パネル下に配線ケーブルを収納するタイプで、ある程度の配線は配置できますが、高さ調節はできません。軽量で設置してもオフィスの床が沈んでしまうリスクが少なく、接着剤やビス打ちをする必要がないため建物への負担が少ない設置が可能です。また、床高調整式OAフロアに比べ、かかる費用も少なく施工にかかる期間も短いため、耐荷重の負担が少ない標準的な什器を設置している一般的なオフィスや、少人数のフロアで活用されています。
置敷式溝配線OAフロア
置敷式溝配線OAフロアは、配線収納容量は小さいため、パソコン台数の多いオフィスなど配線ケーブルが多い場合には適さないですが、溝に沿ってケーブルを配線するため混触を防ぐことができます。そのため、メンテナンスがしやすく、配線の変更や増設も簡単に行えます。コンクリート材質のもので設置した場合は、耐荷重も高いため大きなキャビネットや小規模なサーバー機器にも耐えることができます。
OAフロアにリニューアルして快適なオフィス空間に
OAフロアにすることで、さまざまなリスクヘッジやオフィスの美観を保つことが可能で、企業イメージの向上を図ることができます。しかしながら、オフィスビルによってはテナントが順守するべきルールがある場合は、特に注意しなければいけません。
また、古いオフィスビルの場合は通常よりも天井が低いことが多く、OAフロアの高さを高くしてしまうと、天井との距離がさらに低くなり圧迫感を感じてしまうことがあります。
私たち大阪オフィス内装工事.comでは、オフィスにOAフロアを問題なく設置できるかどうか建物の状態やフロア状態をしっかり確認し、最適なOAフロアの提案をしております。
大阪オフィス内装工事.comは大阪府大阪市のオフィス移転・事務所引越し、オフィス内装工事のサポートを行っています。
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