スクール事業やシェアオフィスで求められるレイアウトとは?導入事例も紹介

 

こんにちは!
大阪府大阪市を中心にオフィス環境づくりを支援している大阪オフィス内装工事.comです。

近年、人生100年時代と言われる最中、終身雇用の仕組みは崩壊し、社会人から学び直しをする「リカレント教育」を受ける人が増えています。特に、キャリア形成でサラリーマンという働き方から、フリーランスや起業家を目指す人が増加していることから、社会人のスクール事業が多様化しています。

そのような背景から、セミナーや講習、研修、発表会に最適な大会議室や、個人で学習するスペースの需要が高まり、私たち大阪オフィス内装工事.comでも、社会人スクールのオフィスづくりに携わることも多くなってきました。

今回は、以前に携わった中小企業大学校の新設の事例紹介と、スクール事業をはじめ、貸会議室やコワーキングスペースなどのレンタルオフィス、大学や学習塾などにも最適なレイアウトづくりのポイントを解説します。

 

中小企業大学校の講義室と学習スペース

中小企業大学では、経営方針や人材育成に悩む経営者や担当者たちが集まり、それぞれの目的に向かって研修を受けます。あらゆるコースやカリキュラムに合わせた学習スペースが必要です。学習の目的に合わせた各ルームの施工事例を紹介します。

研修や講義に最適なセミナールーム

スクール形式レイアウト

中小企業大学では、中小企業の経営における課題や、それぞれ職場での課題に向き合うべく、多彩な経営コンサルタントなどの講師陣が研修を行います。講義をおこなう場所として最適なセミナールームには、スクール形式のレイアウトでデスクとチェアを並べます。プレゼンテーションなどで、受講生の室内の移動も多くなることを想定し、キャスター付きのチェアを導入しています。

スクール形式レイアウト

ホワイトボードだけでなく、資料を投影するプロジェクターも設置。席数の多いセミナールームでは、後ろの席に座る人に見えるよう配慮する必要があります。

スクール形式レイアウト

参加人数が多い場合は、マイクを使った研修や講義をすることもあります。マイクとスピーカーなどの音響設備も万全に整えます。

グループワークに最適なミーティングルーム

スクール形式レイアウト

中小企業大学では、大人数を集め研修や講義だけでなく、グループワークで知識のインプットとアウトプットを図るグループワークがあります。そのため、10人以下の少人数で意見交換ができるミーティングルームをつくり、研修や講義で得た知識を理解に落とし込めるよう施設や設備を充実させました。

資料投影をするモニターや、意見をまとめるホワイトボードに加え、ワーク中の話声が室外に漏れないよう壁には吸音材を貼っています。

社外コミュニケーションを図るサロンスペース

スクール形式レイアウト

セミナールームやミーティングルームと違って、グリーンやカラフルな色を取り入れたサロンスペースは、オンライン学習でインプットしたり、研修で学んだ内容をインプットするために集中して学習ができるほか、受講生同士の意見交換や交流会などでコミュニケーションを図る場としても活用されます。

人的ネットワークの構築で生まれる相乗効果を期待できる特別な学習×コミュニティ空間をつくるため、落ち着きのあるアースカラーや自然を感じる要素のなかに、少しポップで明るい雰囲気を感じるようなレイアウトに仕上げました。

オンライン学習や会議に集中できるワークブース

スクール形式レイアウト

中小企業大学では、オンライン研修やe-ラーニング講座も充実していることから、施設内にワークブースの設置も行います。開放的な雰囲気を担保するため、透明ガラスのワークブースを選択。防音性の高いワークブースは、周囲で別の研修を受ける受講生への配慮ができます。

遊び心のあるコミュニティスペース

スクール形式レイアウト

研修後に受講生同士で意見交換をすることや、ブレイクタイムに受講生同士でコミュニケーションをとることで、新しいアイディアやクリエイティブな発想が生まれやすくなります。そのようなコミュニティの場として活用してもらえるようベンチ型の「Horsepower(ホースパワー)ベンチ」のオフィスチェアを設置しました。

電源付きのため、パソコン作業などもできるベンチで、デザイン性が高いフォルムが特徴です。アメリカを代表する世界的に人気な家具ブランド「Knoll」のオフィスチェアで、日本ではイトーキが販売しています。

中小企業大学の施工事例の、さらに詳しい情報は、下記の施工事例ページからご覧ください。

中小企業大学校関西校リニューアルオープン

 

スクール事業・レンタルオフィス・学習塾に求められるスペースは何か

では、スクール事業やレンタルオフィス、学習塾などに求められるスペースは、どのようなスペースなのでしょうか。具体的に、各分野に分けて解説します。

スクール事業に求められるスペース

スクール形式レイアウト

スクール事業では、近年オンライン授業の形式が主流ですが、直接個別で質問できるスクールに価値を感じる人も多くいます。また、オンライン形式の場合でも、自宅でインプットするだけでなく、同じ目標を掲げる仲間と直接会うことで学習意欲が高くなる傾向にあるため、オフラインで会えるスクールの需要が高まっています。

自宅での学習は、孤独を感じやすく質問ができないことから学習を避けてしまいがちです。オンラインで質問ができるサービスを展開するケースもありますが、「時間制限があるので聞きにくい」「わからないことをすぐに聞けない」などの理由で不満を感じやすいデメリットがあります。そのため、オンラインサポートに加えて、直接質問ができるハイブリッド型の学習が、学習意欲を高めるキーポイントです。

日本は海外と比べて学習しない国だと言われています。残業や休日出勤など、働くことに時間を取られて学習する文化があまりなかったことが影響しているのでしょうか。そのような文化の中で、少ない自分の時間を使って学習するためには、まずは学習環境を整える必要があります。

学びを提供するスクール事業には、オフラインで直接講習や指導を受けられるスペースや、一人で集中をしてインプットをするスペースはもちろん、成果をアウトプットするためのスペースや受講生同士がコミュニケーションを図れるスペースも求められています。

レンタルオフィスに求められるスペース

スクール形式レイアウト

貸会議室やコワーキングスペースなどのレンタルオフィスは、「自社の会議室では狭いから借りたい」「リモートワークの環境がないから借りたい」という需要だけでなく、コミュニティ力を求められるようになってきました。

貸会議室では、セミナーやイベント、展示会を開催するために利用されることが多く、大人数が入れるスペースや小規模な人数で開催できるスペースが必要です。また、セミナーなどを開催する上で集客が必要です。会議室側の運営でセミナーやイベントの告知で集客に協力できるコミュニティ力があると、多くの企業から選ばれる貸会議室として需要が高まるでしょう。

集客は、普段利用している人に告知をしたり、SNSなどで情報を拡散することも大切です。会議室を毎日利用する人は少ないため、コワーキングスペース運営もしているレンタルオフィスが増加傾向にあります。

コワーキングスペースでは、コンセプトに沿ったスペースが求められます。企業に勤めている人が在宅ワークができず、働く場を求めて利用するケースや、個人事業主やフリーランスが働く場や企業とのつながりを求めて利用するケース、企業規模で入居し働く場や取引先とのつながり、企業認知度の向上を求めて利用するケース、リカレント学習のため利用する社会人が利用するケースなどさまざまです。

そのため、個人で集中して業務ができるスペースに加えて、意見を求めてコミュニティを図るスペースが求められます。時には社外の人からの意見を聞くことができる環境づくりは、コワーキングスペースの魅力の一つです。

学習塾や学校に求められるスペース

スクール形式レイアウト

学習塾や大学などの学校も、スクール事業やレンタルオフィスと同様、学習する環境を整えることやコミュニティ力が求められています。集中して授業を受けられる学習スペースはもちろん、学習の悩みや将来に向けての相談ができる個別ルームも必要です。学習塾の場合は、入会案内や手続きなどを行うスペースとしても活用できます。

大学では、ラーニングセンターや図書館などの快適な勉強環境や、部活やサークルに関連する施設の充実さを求められることも多く、質の高い学習空間や、好きなことに没頭できる環境が求められています。少子化が加速する中、求められる環境が少ない施設の教育機関は淘汰されてしまうかもしれません。

学習塾や大学に限らず、専門学校やフリースクール、などの教育分野の業種では、同様のことが言えます。

 

スクール事業・レンタルオフィス・学習塾のレイアウトのポイント

スクール事業やレンタルオフィス、学習塾などに求められるスペースをふまえて、どのようなレイアウトの部屋が最適か解説します。

スクール形式の会議室・セミナールーム

スクール形式レイアウト

スクール事業や貸会議室、学習塾、大学などでは、講義や研修などを行う会議室が必要です。特に多くの人数が集まる講義では、スクール型の会議室のレイアウトでデスクを配置し、どの席でもホワイトボードやプロジェクターへの資料投影が見えるように設計する必要があります。

スピーカー・マイクなどの音響設備

スクール形式レイアウト

講義や研修の参加人数規模によっては、マイクやスピーカーなどの音響設備を整えることで、講義の内容をしっかり伝えることができます。また、セミナーやイベントの開催にも役立ち、インプットの幅を広げることができます。

フリーアドレスの学習・ワークスペース

スクール形式レイアウト

スクール事業やコワーキングスペースではよく見かけるフリーアドレス制の座席は、集中して作業を行うことと、コミュニティ形成を目的としています。近年では、一般のオフィスでも多く取り入れられるようになりましたが、質の良い学習や、質の良い仕事、コミュニティ形成のしやすさが重視されています。学習方法や仕事の在り方が多様化した今、さまざまな用途に合わせたフリーアドレス環境が求められています。

スクール形式レイアウト

単に座席が自由なデスク環境というわけではなく、一人で集中して学習や業務をしたい場合には、カウンターデスクや並列型のデスク配置の環境が必要ですが、複数人で学習や業務の共有を行いながら進めたい場合は、対向型の座席や、ソファ席などでディカッションする座席などが求められます。

集中できるワークブース

スクール形式レイアウト

オンライン学習やオンラインミーティングをする場合には、周囲の視線や音を遮断して、短時間集中したい場合があります。そのような場合は、防音性の高い扉付きのワークブースを用意するとよいでしょう。個室ルーム用のワークブースだけでなく、2人掛けの席や4人掛けの席などのワークブースを用意することで、部屋を増設することなく、小規模会議室をつくることもできます。

 

「学び×コミュニティ」を加速させるレイアウトづくりのサポートをします

集中できる空間とコミュニティが活性化する空間を充実させることで、現代の学習スタイルや働き方に対応でき、より多くの学びを体系的に得られます。

私たち、大阪オフィス内装工事. comは、これからの時代を生きる人がキャリアアップや時代の変化に柔軟に対応できる学習環境やオフィス環境づくりのサポートをしています。

スクール事業やシェアオフィスなどの展開や、見直しを検討される場合は、私たちにお任せください。

 

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