オフィスのトイレがもたらす企業への影響は?おすすめの設備や事例も紹介

 

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大阪府大阪市を中心にオフィス環境づくりを支援している大阪オフィス内装工事.comです。

働きやすいオフィスづくりをすることで、従業員のモチベーション低下のリスクを防ぐことができます。オフィスづくりをする上で、ワークスペースだけでなく、オフィスのトイレを見直すことは重要です。

トイレ設備メーカーで有名なTOTO株式会社が1000名以上のオフィスワーカーを対象に調査した結果では、仕事のモチベーションに影響する場所の第1位が「トイレ・化粧室」という結果になりました。

引用元:TOTO株式会社

オフィスの改善で見落としがちなトイレ。この記事では、オフィストイレへの不満の内容やオフィスのトイレがもたらす影響、オフィスのトイレ新設工事の事例を紹介しています。

自社オフィスのトイレの見直しはもちろん、テナントビルのオーナーや、テナントビルのトイレの見直しをしたいとお考えの企業様もぜひ参考にしてください。

 

オフィストイレへの不満の内容

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オフィスワーカーが感じているトイレに対する不満はどのような内容があるのでしょうか。以下に特に多い意見をまとめ、解説します。

トイレが狭い

オフィスワーカーにとってオフィスのトイレは、単純に排せつするためだけでなく、気持ちをリフレッシュするために活用することも多いようです。そのため、トイレ個室の狭さやトイレブース自体が狭い場合に、気持ちがリフレッシュされず、不満を感じやすいようです。また、排泄時にも荷物を置く場所がない場合や、狭い場合にも不便なので不満につながってしまいます。

トイレの清潔感がない、臭いが気になる

オフィスのトイレは、従業員が当番制で清掃していることもありますが、トイレが古い場合や清掃しづらい場合に清潔感を感じられず、ストレスを感じてしまいます。多くの従業員が使用するため、定期的な清掃が必要ですが、従業員がオフィスのトイレを掃除すること自体、不満に感じる人も多いようです。また、清掃員を雇っている場合やテナントビルが契約している業者が清掃をしてくれる場合も、定期的に清掃に来ないことや、トイレ詰まりや故障の対応が遅いこともあり、清潔感を保てないケースもあります。

トイレの数が少ない

オフィスのトイレの数は、事業所衛生基準規則第17条で男性用の大便所は同時に就業する男性労働者60人以内ごとに1個以上、男性用小便器は同時に就業する男性労働者30人以内ごとに1個以上、女性用個室は同時に就業する女性労働者20人以内ごとに1個以上設置するよう定められています。この規則をクリアしている場合でも、トイレの数が少ない場合は、トイレに行きたいタイミングが他の人と重なり、待ち時間が長くなると不満を感じてしまいます。オフィストイレに関する意識調査(※1)では、トイレの数が少ないことが最も高い不満の内容という結果になりました。また、リフレッシュ空間としても活用されるオフィスのトイレは、数が少なすぎると仕事におけるストレスを蓄積しやすくなるデメリットもあります。

(※1)引用元:オフィストイレのオールジェンダーに関する研究会(金沢大学、コマニー、LIXIL)2018

化粧室がない・洗面台が少ない

トイレは排せつをするだけでなく、身だしなみを整えるためのスペースでもあります。職業によっては、営業職や接客業など、身だしなみが重要視される場合も多く、オフィスのトイレに化粧室や洗面台がないと不便です。また、化粧室や洗面台が少ない場合も、他の利用者に気遣い、使いづらくなってしまいます。特に女性は、化粧直しをしたい人も多く、オフィスの化粧室の広さにも不満を感じる人は多いようです。

排せつの音漏れが気になる

排せつの音漏れが気になり、オフィスでの排せつをしづらいという不満もあります。個室トイレが狭い場合や、男女のトイレスペースの距離が近い場合、ワークスペースとの距離が近い場合などは要注意です。音漏れが気にならない適切な距離感を保ったトイレスペースでないと、トイレに行くのを遠慮してしまうケースもあり、従業員の健康被害を生む可能性もあります。

トイレに入るまでの視線が気になる

トイレに入るまでの視線が気になるケースや、順番待ちをしているときの周囲の視線が気になるという意見も少なくありません。ワークスペースからトイレが近すぎる場合や、トイレの数が少ない場合に感じやすい周囲の視線。音漏れと同様に、トイレに行きづらくなり健康被害を生む可能性があります。

多機能(多目的)トイレがない・少ない

シルバー雇用や障がい者雇用を実施する企業は導入している場合も多いかと思いますが、トランスジェンダーの人が働くオフィスでは、多目的トイレが重宝されます。オフィストイレに関する意識調査(※2)では、トランスジェンダーの人は「多機能(多目的)トイレがない・少ない」ことが、最も高いトイレへのストレスや不満という結果になりました。

(※2)引用元:オフィストイレのオールジェンダーに関する研究会(金沢大学、コマニー、LIXIL)2018

 

オフィスのトイレがもたらす影響

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上記のような不満を解消するため、オフィスのトイレを見直すことが重要とされていますが、トイレはどのような影響をもたらすのでしょうか。具体的に企業へもたらす影響を解説しています。

従業員の健康への影響

一般的に、1日の排尿回数は5~7回程度だと言われています。仕事中であっても何度もトイレに行きたくなる人も多いため、トイレの数が少ない場合は、待ち時間で排せつを我慢してしまい、健康への影響がでてしまうケースもあります。また、清潔感がないトイレでトイレに行きたくないと我慢するケースや、音漏れや周囲の視線を気にしてしまい、トイレに行くのを我慢してしまう人も多いようです。排せつを我慢すると、膀胱炎や血圧が上がってしまう可能性があるため、我慢せずにトイレに行ける環境をつくることが大切です。

従業員のモチベーションへの影響

仕事で失敗したときや、業務が忙しく気持ちが安定しない場合などに、気持ちを切り替えるためトイレに行ってリフレッシュする人も多いようです。トイレの数が少ない場合や、トイレスペースが狭い場合、清潔感がない場合には、リフレッシュしにくく効果を得られません。従業員人数に見合ったトイレの数とスペースの広さ、清潔感や機能などを充実させることで、従業員がリフレッシュできる場ができ、モチベーションの向上に役立ちます。

業務効率への影響

トイレの数が少ない場合、順番待ちをしないといけない場合が多いため、業務効率が悪くなってしまいます。特に、女性は生理周期や妊娠、更年期などの体の変化で、トイレを利用する頻度が違います。また、一般的に男性よりも女性の方が、トイレの滞在時間も長い傾向にあります。そのため、女性用トイレを充実させることや、機能面や清潔さを保つことで、女性のオフィスワーカーからの企業エンゲージメントが向上します。

企業イメージへの影響

オフィスのトイレは、社外からの来訪者も利用することもあり、企業の顔とも言えます。トイレに清潔感や機能性がないと、企業のイメージダウンにつながる可能性があります。特に、求職者への影響は高く、これから働く会社のトイレに不満があると採用にも影響してしまいます。清潔感だけでなく、デザイン性や機能性の高いトイレスペースを目指すと企業イメージが向上します。

 

おすすめのトイレ設備

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オフィスのトイレスペースを充実させるために、必要な設備はどのようなものがあるのでしょうか。以下で、おすすめのトイレ設備を紹介します。

ハンドドライヤー・ペーパータオルホルダー

トイレ空間に、ハンドドライヤーやペーパータオルホルダーが設置されていると利便性が高まります。ハンドドライヤーを利用する場合は、紙の交換の手間や、紙ごみの排出を減らせることがメリットです。しかし、イニシャルコストや電気代がかかるため、そういった費用を抑えたい場合は、ペーパータオルホルダーを設置することでコストを抑えられます。ペーパータオルは、1パック(中判サイズ・200枚入り)100円台で購入できます。まとめて購入する場合は、さらに値引きされる可能性もあります。また、素早く水分を吸収し、手の中に残った汚れなどをふき取る効果もあるため、衛生面でも優れていると言えます。

広い化粧・洗面スペース

オフィスのトイレには、排せつだけでなく、ヘアセットや化粧直し、歯磨きなどで身だしなみを整えたり、リフレッシュをするスペースとしても活用されます。そのため、化粧室や洗面台などのスペースは、できるだけ広く清潔であると快適に利用できます。女性用トイレでは、綿棒やサニタリーグッズなどの備品をあらかじめ設置することで、快適さが向上し、企業へのエンゲージメントを向上させます。

擬音装置

擬音装置は流水音や波の音、音楽などの音を発生させて、排せつ時の音漏れを防止します。擬音装置を設置することで、プライバシーを守る消音効果があるため、特に女性のオフィスワーカーから喜ばれます。設置していない場合は、音漏れを気にして、排せつ前にムダに水を流して対処するケースもあるため、節水効果にも期待できます。

足踏み式・自動開閉のサニタリーボックス

女性用トイレに欠かせないサニタリーボックスは、多くの従業員が使用するため、直接手で触りたくないと感じることが多いでしょう。そのため、足踏み式のサニタリーボックスや、自動開閉のサニタリーボックスを設置することで、衛生面での管理や、嫌悪感を感じずに処理をすることができます。

温水洗浄・暖房便座

冬のトイレでは、冷たい便座に座らなくて済み、ウォシュレットも温水で使用できる温水洗浄・暖房便座のトイレは欠かせません。便座カバーを使用するケースもありますが、衛生的におすすめできません。温水洗浄・暖房便座のトイレは、定期的にノズルの交換をする必要があり、電気代もかかるため、コスト面ではデメリットもありますが、従業員はストレスを感じずに利用できるためおすすめします。

手すり

バリアフリーや怪我防止のために、トイレに手すりをつけることも大切です。シルバー雇用や障がい者雇用をしている企業の場合はもちろん、従業員が足を怪我してしまった場合や、体調不良の場合にも役立ちます。直接壁に設置をする手すりや、折上式で使用しない時はたたんでおける折上式タイプなどがあります。

 

オフィスのトイレ新設工事の事例

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私たち、大阪オフィス内装工事.comでは、オフィスのトイレ改修のお手伝いもしています。今回は、関西にいくつか事業所を持つ企業様からの依頼で、トイレの新設工事を任せていただきました。

上記の写真は、京都にある事業所のトイレ工事の完成時です。限られたスペースにトイレをつくりましたが、清潔感があり、十分なスペースを保たれたトイレ環境に仕上がりました。

オフィス_トイレ

大阪の事業所のトイレも新設することとなり、トイレ工事に加えて周辺通路のクロス貼りにも対応しました。木目調の扉が清潔感とリラックス空間を演出しています。

 

賃貸オフィスでトイレ工事はできる?

自社オフィスの場合は、企業側で工事の実施を決めることができますが、賃貸契約の場合は、トイレ部分が契約面積に含まれていない場合はリフォームできません。また、契約面積に含まれる場合でも、壁・床・照明・ドアのみなどリフォームできる場所が制限されている可能性もあります。

そのような場合は、契約面積内にトイレを増設するケースもあります。しかし既存の配管位置によっては、工事ができないケースや工事費が高くなる可能性があるため、まずはオーナーに工事の制限の有無などを確認し、業者に現地調査を依頼するとよいでしょう。

どちらの場合も、賃貸契約でトイレ工事を行った場合は、退去時の原状回復工事が必要なケースがあるため、契約書の確認やオーナーへの確認は必須です。

 

オフィストイレを改修して従業員のモチベーションを上げよう

オフィスのトイレを見直し、清潔感があり機能性やデザイン性を高めることで、従業員の仕事に対するモチベーションにも大きく影響することが分かっています。リフレッシュスペースとしても活用されるオフィスのトイレを改善し、業務効率の向上や、従業員のストレス対策を図りましょう。私たち大阪オフィス内装工事のトイレ工事のサービスについては、こちらのトイレ工事サービスページを参考にしてください。

オフィスのトイレの数が少なく、従業員に不満を与えているかもしれない
化粧室や洗面台を充実させたい

このようにオフィスのトイレを改善したい場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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